初心者のためのネットショップ開業ナビ

ネットショップ開業で成功するためのポイントをわかりやすく紹介します。

売れるネットショップのためにメリットとデメリットを知ろう!

それでもネットショップ市場は増加傾向にある

ネットショップで売上をあげ、ビジネスとして成立させるのは非常に難しいです。

ただし、ネット上での商取引(E-Commerce)の割合を示すEC化率は年々増加傾向にあります。

電子商取引に関する市場調査報告

経営産業省『平成25年我が国経済社会の情報化・サービスに係る基礎整備(電子商取引に関する市場調査)報告書』より

現在では、フリマアプリなども人気がありCtoC(消費者と消費者)間で電子商取引(EC)が行われています。

海外のEC化率は5%〜7%なので、今後も伸びていく市場であると予測されています。

つまり、市場があり、かつ今後成長していく市場において勝負ができないとなると厳しい状況が待っているといえるでしょう。

商品あるいはサービスを販売、提供されているならば、ネットショップ開業そして運営は至上命題となっています。

ネットショップ運営で必要となるポイント

ネットショップを運営するにあたり、もっとも重要なことはお客様視点に立つということです。

これはどのビジネスでも同様のことが言えますが、ネットショップにおいてはこの視点がなければ売上を創出することは大変難しい、それほど大切な考え方です。

そこで、実店舗とネットショップにおけるそれぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。

実店舗の場合

実店舗のメリット実店舗のデメリット
  • 商品を手に取ることができる
  • 購入後すぐに手に入る
  • ショップスタッフとの会話
  • 雰囲気、ショッピングを楽しむことができる
  • 商圏が限られている
  • 売り場スペースが限られている
  • 営業日や営業時間がある
  • 家賃などのコストがかかる

ネットショップの場合

ネットショップのメリットネットショップのデメリット
  • 商圏に限りがない(世界市場がターゲット)
  • 売り場スペースに限りがない
  • 365日24時間稼働
  • コストが低い
  • 商品を手に取ることができない
  • 商品到着まで時間がかかる
  • ショップスタッフとのやりとりができない
  • 価格競争に陥りやすい

上記にあげたメリットとデメリットは代表的なものになりますが、実店舗とネットショップを比較し、それぞれの強みと弱みを理解しましょう。

ネットショップの運営でその強みを活かしていき、カバーしなければならない点はなにかで補うように工夫することが大切です。

ネットショップのデメリットをカバーする施策

たとえば、「商品を手に取ることができない」というデメリットを克服するなら、十分な商品説明をすることが必要となってきます。

そのため、商品写真は複数枚必要になりますし、雰囲気をしってもらうためには動画などで表現することも可能です。

「商品到着まで時間がかかる」という問題の場合は、ネットショップ上で配送の手順や期間について案内することや配送状況をメールでお知らせするなどで改善できます。

ショップスタッフとのやりとりでは、電話やメール以外にチャットを取り入れているネットショップもあります。

ネットでは、商品の価格を検索することができてしまうため、お客様は最安値のネットショップで購入してしまいます。そのため、価格競争はどうしても避けられません。

ただし、商品ラインナップや取り扱い点数、付加サービスなどで差別化することでムダな価格競争に陥らないための施策もあります。

このように、ネットショップのメリットとデメリットを理解しお客様視点に立ち、ネットショップの魅力を最大限に引き出すようにしましょう。